参考(知識・考え方)

『人格は繰り返す行動の総計である。それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。』(アリストテレス)

 

スティーブン・R・コヴィー著、『7つの習慣』より。

「人格は繰り返す行動の総計である。
 それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、
 習慣である。」  (アリストテレス)

出典:スティーブン·R·コヴィー(1996)『7つの習慣』 キングベアー出版 p.50

 

古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの言葉です。

私はずいぶん前(25年くらい前?)に、『7つの習慣』という本の中でこの言葉を知りました。

 

人によっては何てことのない言葉かもしれません。

でも、当時の私は人格は繰り返す行動…』『…単発的な行動にあらず、習慣…』の部分が、とても心に響きました。

 

人格は… 習慣!?

アリストテレスさんがどんな脈絡で、どんな意図をもって言ったのかは分かりませんが、私の頭の中では勝手に「人格=繰り返す行動=習慣 ≠ 単発的な行動」という図式がつくられていました。

 

20代半ばまでの私は自分の性格に自信がなく、それが仕事にも影響を及ぼしていたのですが、この言葉に出会ってかなり意識が変わりました。

「性格ではなく、人格で勝負すればいいんだ!」と。

 

人格=繰り返す行動=習慣」の図式だと、少し自信が持てるようになります。

性格はなかなか変えられませんが、「繰り返す行動=習慣」は比較的に努力で変えていけるからです。

 

学生時代と違って仕事では、性格云々より社会的ニーズに応えられていることが重要と思えたことも相まって、「自分でもやっていけるのでは?」と感じられるようになりました。

 

初対面の人と楽しく話をしたり、人前で話をしたり、多くの人とフレンドリーに接したり、…

若い頃は、主にコミュニケーションの部分で苦手意識を持っていました。

 

そういうことを自然にできる人が羨ましくもありましたが、「性格ではなく、人格で勝負!」という意識を持って、自分のやるべきことに注力できるようになりました。

また次第に、気の利いたことを必要以上に言おうとしなくていいと思えるようにもなりました。

 

「人格は繰り返す行動の総計である。
 それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、
 習慣である。」  アリストテレス

「人格は繰り返す行動の総計である。
 それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、
 習慣である。」  アリストテレス

「人格は繰り返す行動の総計である。
 それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、
 習慣である。」  アリストテレス

 ……

何度この文言を唱えたか分かりませんが、ある程度の期間、非常に支えになった言葉です。

もしかしたら、この名言の解釈がちょっとズレているかもしれませんが、それでもいいですよね。

一定期間この名言を、折に触れて唱えることで、自分の能力をそれなりに発揮する方向に転換できてきたわけですから。

 

個人的な日々の工夫に、なんでもかんでも正確性やエビデンスが必要なわけではありません。

自分も自分以外の人もハッピーになるのであれば、有用なものはどんどん使ってよいと思います。