言葉の解釈

「メタ認知」とは?

辞書の意味

 

「メタ認知」

 

辞書等の解説を調べてみます。

 

【メタ認知】

《metaは、より高次の、の意》認知心理学の用語。自分の行動・考え方・性格などを別の立場から見て認識する活動をいう。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 

【メタ認知】

「メタ認知」とは、認知心理学の用語で、自分の考えについて考えること、認知に対する認知のことです。メタ認知の“メタ”とは「高次の」という意味で、自分自身の認知活動(知覚、記憶、学習、言語、思考など)を、より高い視点から、あたかも第三者のように客観視して、これらを理解したり、振り返ったり、ときにはコントロールすることを意味します。近年は、マネジメントや人材開発の領域でも、「メタ認知」の概念が注目されています。

出典:人事労務用語辞典

 

【メタ認知】

メタ認知(メタにんち、英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

「メタ」は、「高次の」という意味

 

「メタ認知」の「メタ」は、「高次の」という意味があるようですね。

そうすると「メタ認知」というのは、「高次の認知」ということになります。

 

つまり、「自分がしていること」

例えば、「こう考えている」とか、「こう感じている」とか、「こう判断している」、「こう解釈している」とか、「こんな風に選んでいる」、「こんな風に行動している」とか…

そういったことを、さらに「高次の」位置から「認知」しよう、というのが「メタ認知」です。

 

ここでの「認知」というのは、「把握する」「認識する」という感じの意味合いですので、その部分も言い換えると…

 

「メタ認知」とは

自分の考え方、感じ方、判断、解釈、選択、行動などを、より高い位置、より高い次元から、客観的に把握しよう、認識しようとすること

です。

 

あまり正確な定義にこだわらず…

 

こういった言葉に遭遇すると、正確な意味が気になってしまう方もいると思いますが、

人が使っている言葉ですから、人によって解釈や使い方にばらつきがあったりもします。

 

ですので、あまり正確な定義にこだわらず、

自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が、少し高いところから俯瞰して、客観的に見ているイメージを持てればよいのではないでしょうか。

 

私がよく例えに出すのが、幽体離脱です。

ふとんで寝ている自分を、少し高いところから見下ろすイメージですね。

 

あるいは別の例えをしてみると、

小学校の校舎の屋上から校庭にいる人の動きを観察していて…

よく見ると、自分が観察している校庭の人物が、他の誰でもない自分であるとか。

 

そんな風に、自分で自分を少し高い位置から俯瞰して、客観的に認識するイメージが「メタ認知」です。

 

何らかの試験にパスするための理解ではないですし、あくまで日常で実践するのが第一義なので、私自身もこんなイメージで理解しています。

 

「もっとちゃんと理解したい」という方は、「メタ認知」で検索してみてください。

詳しい解説がたくさん出てきますので、そちらを参考にしていただければと思います。

 

「メタ認知」を促進するには?

 

「メタ認知」を促進する方法としては、大きく2つ挙げられます。

 

一つは、「誰かに話すこと」。

誰かの力を借りれるのであれば、自分の話を聞いてくれる人に話すこと。

これが一つ目の方法です。

 

でも話を聞いてほしい時に、いつもいつも力を借りれるわけじゃないので、自分でできる方法があるといいですよね。

それがもう一つの方法、「書くこと」です。

 

自分の感じていること、考えていること、不安なこと、心に引っかかっていること、モヤモヤしていること、…

そういった言葉になっていない事柄を、書いてみる。

 

さらさらっと書けないことの方が多いかもしれませんが、心配要りません。

よくよく考えてみると、それは誰かに話を聞いてもらう時も同じです。

 

うまく言葉にできないかどうかの問題ではありません。

それでも聞いてくれる人かどうかの問題です。

 

うまく表現できない時でも、相手が黙って聞いてくれているので話し始めてみる…

なかなかすんなりと言葉がつながっていかない…

それでも相手が辛抱強く聞いてくれているので、何とか伝わるように途切れ途切れでも言葉を紡いでいく…

そうやって話しているうちに、伝わるような言葉がポツポツと出てくる…

 

ある程度思いを吐き出してみると…

支離滅裂な表現がありながらも、くみ取って理解できるくらいの話にはなっていて、それを自分でも認識して、「自分はこんな風に考えていたんだぁ」と自覚できたりする。

 

これと同じように、紙に書く時も、とりあえず書き始めてみる…

なかなかすんなりと言葉がつながっていかない…

それでも、途切れ途切れでも言葉を紡いでいく…

そうして書いているうちに、表現できるような言葉がポツポツと出てくる…

 

ある程度書いて書いて書き出していくと…

支離滅裂な表現がありながらも、くみ取って理解できるくらいのことは書き出されていて、それを自分で認識して、「自分はこんな風に考えていたんだぁ」と自覚できたりする。

 

自分の「メタ認知」を促進するために書くものなら、他人に見せる必要もないので、支離滅裂な表現がたくさんあっても構わないですよね。

書いて書いて書いていくうちに、自分がくみ取って理解できるくらいになっていればよいと思います。

 

これも私が提案する一つの形ですから、しっくり来ない方は、他の方の情報を参考にしてくださいね。

 

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