参考(知識・考え方)

『唯一絶対の答えがあるに違いないとの考えは、捨てなければならない。』(ピーター.F.ドラッカー)

 

『ドラッカー名言集 経営の哲学』より。

組織の目的は均整さではない

唯一絶対の答えがあるに違いないとの考えは、捨てなければならない。
組織のなかの人間が成果をあげ、貢献できるようにする組織構造は、すべて正しい答えである。
人のエネルギーの解放とその動員が組織の目的であって、均整さや調和が組織の目的ではない。

………『マネジメント』

出典:P.F.ドラッカー(2003)『ドラッカー名言集 経営の哲学』 ダイヤモンド社 p.197

 

唯一絶対の答えがあるに違いないとの考えは、捨てなければならない。

まったくもって、その通りだと思います。

 

私自身、ある時期までは漠然と、多くの会社に通ずるマネジメントのあり方を求めていました。

無意識に、正解のようなものを追い求めていました。

 

しかし多くの職場に触れていくうちに、組織によって当たり前の感が違うことを痛感させられます。

当たり前の感とは、文化・慣習、考え方・感じ方、視点・視野、避けたい事や関心事などです。

理屈じゃないものです。

 

理屈じゃない領域なので、違うから違うという感じです。

根源的に違う感覚を持っている以上、状況判断や意思決定に違いが出てきても不思議ではありません。

むしろ、それが自然です。

 

ネットを開くと、多過ぎて困るほどの情報があります。

ひっきりなしに、新たな情報が発信されています。

 

唯一の正解を求めて「あれか?これか?それとも…」と考えだすと、情報過剰や同調圧力に翻弄されます。

同じように「あれか?これか?それとも…」と考えていても、自分(自分たち)に合うものを求めて出発していたら、地に足をつけて吟味できます。

 

唯一の正解がある前提ではないので、複数の参考になる例を独自にブレンドする道筋も見えてきます

声の大きい成功者や有能そうな専門家の話も、正しい正しくないでなく、参考になるかならないかで受けとることができます。

 

正しい構造が成果を約束してくれるわけではない。
しかし、間違った構造は成果を生まず、最高の努力を無駄にする

………『創造する経営者』

出典:P.F.ドラッカー(2003)『ドラッカー名言集 経営の哲学』 ダイヤモンド社 p.185

 

正解を追うのではなく、不正解を選ばないことの方が重要です。

一般論や風潮に流されて、不正解を選んでしまうことの方が注意です。

 

自分(自分たち)に合わないことはやらない。

しっくりこない意見や情報は、一度寝かせて問い直すのもひとつです。