刑事ドラマ『相棒』より。
「細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖」
特命係・杉下右京
出典:刑事ドラマ『相棒』(テレビ朝日・東映)
特命係・杉下右京(水谷豊)さんの名ゼリフです。
知っている方は、どんなシーンか思い浮かぶと思います。
知らない方は、スミマセン。
「細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖」
こう言っている時の右京さんは、自分で「悪い癖」と言いながら、あまり悪いと思っている感じはしません。
もちろん卑屈になっている感じもありません。
事件に関係する重要人物に鋭く質問をし、相手の迷惑気な空気をサラッといなして、平然と話を進めていきます。
謙虚なようで、したり顔というか、ちょっと得意げな感じもします。
私も、細かいことが気になってしまう人間です
私も細かいことが気になってしまう人間ですが、20代後半(2001年頃)までは、それを否定的に考えていました。
当時の自分を取り巻く環境では、細かいことを気にしたり、深く考えたりすることは奨励されず、むしろ批判的な空気がありました。
ごちゃごちゃ考えるより、とにかく行動すること。
それが良しとされる風潮でした。
「深く考えるのはよくないのかなぁ…」
当時の私は右京さんとは違って、思いっきり卑屈になっていました。
謙虚とは違い自尊心が低く、自信もなく、かなりネガティブな心持ちでした。
30歳くらいで踏ん切りがついた
30歳が近づくにつれて、私はその後の道として、独立を意識し始めます。
それまでの道のりを棚卸しし、その後の人生をどう歩んでいくか考えました。
引け目を感じながら過ごした20代…
行動的になれない自分…
それでも自分なりには行動しようと全力で取り組んだ道のり…
でも結局、ずっとブレーキを踏みながらアクセルを吹かそうとしていた…
これだけ頑張ってきてダメなら、このアプローチは見通しが暗い…
そんな風に思いを巡らし、もう中途半端はやめようと踏ん切りがつきました。
気になることは気になる。
気にしているのではなく、気になっている。
気になることは都度都度考えよう。
気になった時に考えて、その時々でけりをつけていこう。
モヤモヤを放置しない。
考えたいことは、考えよう。
考えて、考えて、考え抜こう。
考え抜いてしまおう。
20代の間は、無理して行動しようと頑張り続けました。
でも結局、行動的になれませんでした。
そして結局、誰も私を行動的に変えられませんでした。
新たなアプローチが功を奏するかは分かりません。
でも恐らく、それまでのアプローチよりはずっと増しだろうと思いました。
まず、気持ちが積極的になれます。
中途半端が一番よくありません。
たとえ成果がかんばしくなくても、考え抜こうと決断しました。
ロールモデルが変わった
そんな感じで方向転換をし、私は現在進行形で、考えまくる道を歩んでいます。
今はもう、当時と違って卑屈ではありません。
引け目を感じてもいませんし、細かいことが気になったり深く考えたりすることもネガティブに捉えていません。
したり顔、得意げになるほどではありませんが、肯定的に捉えています。
大きな変化の一つとして、「人には特性がある」と見方があります。
気になる人は、気になる。
気にならない人は、気にならない。
そういう特性があるだけ。
「細かいことが気になる人」は、「細かいことが気にならない人」を真似しようとしないこと。
「細かいことが気にならない人」を目指そうとしないこと。
「細かいことが気になる人」は、「細かいことが気になる人」がどう工夫・やりくりしているかを参考にすること。
ロールモデルを、「細かいことが気になる人」にすること。
今は、それが肝要と考えています。

