Question(百人百様の自問)

「論理的思考」に侵食されていないか?

 

「論理的思考が大事」

これはきっと、とりたてて言うほどのことではないと思います。

 

社会人になって日々過ごしていたら、どこかしらで見聞きすることでしょう。

どんな立場で働いていても、意識しようとしなくても、私たちを取り巻く環境では自然と強化されます。

 

「幾何学的思考」はどうでしょうか?

「幾何学」とは、一言でいえば「図形や空間の性質を研究する学問」です。

 

つまり「幾何学的思考」とは、「図形を使ったり、空間的に捉えたりして考えること」です。

「幾何学的思考」というと堅苦しいですが、

「点、線、面、立体」や「空間」のイメージで捉えたり、「図形」や「矢印」を使って考えることってありますよね。

 

近年よく、「言語化」が大事と言われます。

他者とのやりとりだけでなく、自分の思考を整理するときにも「言語化」を推奨されたりします。

 

「言語化」を考えるときは、自然と「論理的思考」になります。

口にしたり文字で表現したりするとき、論理的な矛盾があると気持ち悪いですから、無意識のうちに意識しています。

 

現代社会では、「論理的思考」の出番がどんどん増えています。

無意識・無防備で過ごしていたら、「論理的思考」にどっぷり浸かっているかもしれません。

 

もちろん、それがいけないわけではありません。

ですが、「幾何学的思考」を使うという選択肢もあります。

 

いつも文字で考えなければいけないわけではありません。

点や線で捉えたり、図形や矢印を使うのも有りです。

 

私は「人材開発・組織開発」を専門としていますが、人や組織の関係性を洞察するとき、図や矢印を使うと考えやすいです。

全体像を捉えるときは、俯瞰的・複眼的・多面的に捉えたりもします。

言語化しないままで、図や矢印、空間的イメージで考える方が都合がいいです。

 

「論理的思考」に偏りがちな社会環境ですが、「幾何学的思考」も役立ちます。

場面に応じて、ハイブリッドで使うのもいいんじゃないでしょうか。