● 温熱 >高熱 >低熱 

風邪をひくと、熱が出ることがあります。

そういう時は、免疫力や自然治癒力が低下しています。

 

私たちは体力が低下すると、だるさを感じて、動くのがおっくうになります。

動くのがおっくうになると、エネルギーを消耗する活動を控えるようになります。

立っているのもしんどくなると、座りたくなります。

 

座っているのもしんどくなると、今度は横になりたくなります。

横になるだけで足らない場合には、しっかり寝込みたくなります。

度合いに応じて、より身体を休ませる方向に防御反応が起こります。

 

寝込むだけで足らない場合には、高熱が出ることもあります。

頑張ってウイルスと戦うためなのか、治癒のエネルギーを生み出すために高熱にならないと無理なのか、理由は何であれ、そうしないと乗り切れないからでしょう。

 

ふだんの平熱の状態でまかなえていれば、わざわざ高熱にする必要はありません。

がんばらなくても対処できているうちは、高熱にならなくても大丈夫です。

高熱が必要になったから、高熱が出る流れです。

 

高熱が出せているうちは、まだ体力があります。

高熱が出せなくなると、いよいよ危険です。

身体の状態には、段階があります。

 

特に何もしなくても、無意識のうちに対処できている平熱時。

それでは対処しきれなくなって、防御反応として頑張ろうとしている高熱時。

それでも対処しきれなくなって、いよいよエネルギ―が枯渇してしまう低熱の段階。

 

これは、心や精神についても言える気がします。

人だけでなく、組織の状態としても。

 

「エイ!」っと奮い立たせないと対処できない時。

そんな時、人は少々熱くなります。

平熱で対処できるなら、平熱のままです。

 

熱くならないと対処できない問題が頻発すると、組織のあちらこちらで高熱が出ます。

でも高熱が出せているうちは、まだ希望があります。

高熱が出せなくなると、いよいよ危険です。

 

人は諦めると、熱くならなくなります。

極めて省エネで活動するようになります。

それは自分自身にも言えることです。

 

理想は、平熱が高い状態でキープできていること。

熱い時は、冷める方に進むか、温かい方に戻るかの分かれ目です。

 

まずは、自分自身が温かくなれること。

エネルギーを高く保てること。

その先に、働く人たちや組織の命運があります。

 

細かいノウハウなどは、上物です。

それらを増やそうとして、エネルギーを奪われてしまったら本末転倒です。

どうも熱くなる方向に導かれていると感じたら、自分を取り巻く場や人間関係、あるいはメディアなどの情報源を見直してみてください。