『ドラッカー名言集 仕事の哲学』より。
リーダーシップとはカリスマ性ではない
リーダーシップは重要である。
だがそれは、いわゆるリーダー的資質とは関係ない。
カリスマ性とはさらに関係ない。
神秘的なものでもない。
平凡で退屈なものである。………『未来企業』
出典:P.F.ドラッカー(2003)『ドラッカー名言集 仕事の哲学』 ダイヤモンド社 p.134
私がこの本をはじめて読んだのは、20年以上前(2003年頃)です。
「リーダーシップ」の章を読んで、迷いが払拭できたのを覚えています。
私にはカリスマ性がありません。
リーダー的資質もどれほどあるのか分かりませんが、当時は自信が持てずモヤモヤしていました。
そんな時期にこの本を読んで、何かが開けました。
リーダーシップとは仕事である
カリスマ性でも資質でもないとすると、リーダーシップとは何か。
第一に言うべきことは、それは仕事だということである。………『未来企業』
出典:P.F.ドラッカー(2003)『ドラッカー名言集 仕事の哲学』 ダイヤモンド社 p.136
やるべきことをやること。
そう思えるようになりました。
別の章ですが、「起業家精神」の章ではこんな言葉も。
天才的なひらめきはいらない
オーナー起業家に天才的なひらめきがあるというのは神話にすぎない。
私は40年にわたってオーナー起業家たちと仕事をしてきた。
天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家は、ひらめきのように消えていった。………『未来企業』
出典:P.F.ドラッカー(2003)『ドラッカー名言集 仕事の哲学』 ダイヤモンド社 p.99
私には、天才的なひらめきもありません。
ですが、ドラッカーさんがこういうなら、別になくてもいいかと。
ふっと力が抜けました。
天才的なひらめきをあてにするオーナー起業家が、本当にひらめきのように消えていったかは分かりません。
でも、ドラッカーさんがこういうメッセージを発信してくれていること。
それが大きかったです。
当時はまだ、さまざまな情報や周りの風潮、なんとなくの先入観など、そういったものに翻弄されていました。
自分の軸も定まらず、自信も持てず。
どちらかというと不器用で、要領がいいとは言えない私です。
若い頃から地道に、真面目に、質より量でカバーしてきたタイプでもあります。
そんな私にとっては、転機となるメッセージでした。
指針とエネルギーの両面で。
情報として正しいか正しくないかでなく、
自分の迷いが払拭でき、自分の道筋が定まるきっかけとして、
糧となった言葉です。

